お墓は何十年、何世代にもわたって大切に受け継がれていくもの。そのため、墓石には水を吸いにくく、硬くて耐久性の高い石が適しています。
墓石に適した石種
現在、日本のお墓で最も多く使用されているのが「御影石(みかげいし)」と呼ばれる花崗岩です。墓石として丈夫で風雨にも強く、美しさを長く保てることから、多くの霊園で採用されています。
御影石にはさまざまな種類があり、一般的には色によって「白御影」「桜御影」「青御影」「黒御影」などに分類されます。また、墓石の名前は産地名がそのまま商品名になっていることも多く、それぞれに特徴があります。
例えば、白御影石には岡山県産の「北木石(きたぎいし)」や茨城県産の「稲田石(いなだいし)」があり、中でも北木石は採石量が多く、昔から幅広く使われてきました。
桜御影石は、やさしい淡いピンク色が特徴です。岡山県産の「万成石(まんなりいし)」が有名で、その中でも特に色が濃く希少性の高いものを「龍王」と呼びます。
一方、青御影石は高級墓石として知られ、愛媛県産の「大島石」、香川県産の「庵治石」、瀬戸内産の「青木石」、三重県産の「荒木石」、少し緑がかった島根県産の「雲石」などが代表的です。それぞれ色合いや模様が異なるため、お好みやご予算に合わせて選ぶことができます。

墓石を購入するには?
なお、墓石は一般的に石材店から購入しますが、民営霊園では指定石材店が決められている場合もあります。
また、お墓にかかる費用は、墓地の広さや立地によって異なる永代使用料と、墓石の産地・大きさ・デザインなどによって変わる墓石代を合わせて考える必要があります。
お墓選びの際は、見た目だけでなく、石の特徴や耐久性、そして将来にわたるメンテナンスのしやすさなども含めて検討すると、長く安心してお参りできるお墓づくりにつながります。

