お墓の形態と種類について
墓地の種類
公営墓地
公営墓地は郊外の公園墓地タイプのものと自治会などで運営されている村墓地タイプがあります。価格が比較的安いので、人気もあり現在ほとんど空きが無い状態です。
まれに募集がある場合もありますが、申し込み条件や無縁さんの跡地などよく確認した方がよいでしょう。
寺院墓地
寺院の境内墓地は、価格は他よりも高い場合が多いのですが、立地条件や家の宗教を重視する方には人気があります。しかし、最近では宗派問わずの境内墓地も増えているようです。
民営墓地
民営の霊園は宗教法人と石材業者などが共同で開発運営している場合が多いようです。
申し込み条件などの制限が他よりも厳しくなく、価格設定や霊園のスタイルも様々です。郊外での大型霊園開発が一時期、多く見られましたが、最近では停滞気味のようです。管理運営状況などよく見学した方がよいでしょう。
墓地の大きさの単位
墓地の大きさの単位は、公営墓地と寺院墓地・民営墓地では異なります。
公営墓地では㎡単位で表示しますが、寺院墓地・民営墓地では『聖地』という単位で表します。
1聖地は90cm×90cm(0.81㎡)が一般的です。
1聖地は畳の約半分の大きさです。
墓石の種類
和型墓石
和型墓石は、仏舎利塔(ストゥーパ)に由来する供養塔や五輪塔を簡略化したもので、福禄(おめでたいこと)を意味しています。芝台、下台、上台、竿石と積み上げていくのが一般的な形で、竿石の幅によって7寸、8寸、9寸、尺角と大きさの規格があり、墓所の広さに応じて使い分けます。
関西では、主に大阪型、神戸型、京都型があります。また、省スペースの納骨堂型もあります。
大阪型
神戸型
納骨堂型
洋型墓石
洋型墓石には主にオルガン型、ストレート型、プレート型があります。どれも横幅が広く安定感がありますし、和型墓石に比べて高さがないために視界が開けるので、洋型墓石が多いところでは自然と明るく、開放的な空間になります。